胃を切除した人の知恵袋
胃をすべて切除した私が
術前と同じ62kgを
維持できる理由
 
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【 パワフル奮闘記】 胃がん患者になってみてわかること。退院してから始まる胃がん術後の本当の大変さ
術後すぐに現れる後遺症の知識と対処法

胃の手術後おこる症状に【早期・後期ダンピング症候群・貧血・下痢・逆流性食道炎】があります。
これらの後遺症は症状自体が強くても、重大な病気ではないので医師に訴えても、胃の術後にはほぼ、起こることなので真剣に相手になっていただけない傾向があるのも事実です。

栄養のことは栄養士さんに相談するように薦められます。
ほとんどの医師や栄養士さんは自分の胃の手術を経験されていないので、ダンピングの時はこうすればよいという方法論の知識は勉強されて、お持ちですが実際の現状はご理解いただけないと思います。

けれども患者自身にとっては毎日、毎食のことなので誠に避けては通れない重要なことなのです。
栄養のバランスを考えて毎回の食事に注意しなければならないのは、煩わしいことですが、他ならぬ自分の体ですから自分でコントロールするしか方法はないのです。

胃の部分切除の場合と全摘の場合は少し、様子がかわってきますが全摘の場合でお話します。

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【下痢のこと】
食べ物が急に小腸に入ってくるためと胆汁や膵液の分泌が時間的に遅れるために、たんぱく質や脂肪の消化吸収が阻害されて下痢が起こりやすくなるようです。胃を手術すれば下痢はついてまわるものと認識しましょう。それと下痢をおこすと薬で無理に止めようと思わないで、出し切るまで待ちましょう。主治医は下痢より便秘の方が医者の立場としては怖いですよと言います。患者としてはどちらも辛いですが、よく考えると食べたものが出なくて、詰まる便秘のほうが厄介ですよね。

私の経験上、1度の下痢で10回までなら大丈夫です。私の場合は6回くらいで何をしなくても止まります。そうすれば水分をゆっくり補給します。常温の白湯かお茶をゆっくり一口ずつ飲みます。夏場は常温のスポーツ飲料を飲みます。
缶ではなくて粉状の袋を購入して好みの濃さにして飲みます。飲みたい分量だけ作れるし、甘すぎずいいですよ。

一度、かぜ薬の抗生物質の服用で下痢を引き起こしたことがありましたが、10回くらいはがまんしておりましたが、一向に止まる気配がなかったので、病院を受診して点滴を受けたことがあります。それ以来10回を目安にしています。

●食事中は水分(スープ類・お茶・お水など)は摂らないようにする。固形物を咀嚼して唾液でどろどろのかゆ状にしましょう。かまないで水分で流し込むと、下痢をしやすいです。栄養も吸収されずに便として出ます。食後、落ち着いたら水分を少しずつ、摂ります。

●下痢が長く続く場合はたんぱく質を避ける人が多いですが、お粥ばかりでなく、たんぱく質も柔らかく調理すれば大丈夫です。刺激が少なくてやわらかいものを摂り、スープなどで水分を補いましょう。

●脂肪分の多い食品だと下痢しやすいので注意です。それと冷たいものも注意です。

●飲み物も春夏秋冬、常温です。アイスクリームも口の中で溶かしながら食べます。

● ゆっくりと時間をかけてよく噛んで食べることが何よりも大切です。最初は50回数えながら、トリさんのように義務的に食べていました。

●  量を少量ずつにして食事の回数を増やします。何回という、きまりはなくてちょこちょこつまむのがいいと思います。

●  退院後、会社へ行かれる方は、朝は早起きしてゆっくり食事を摂り、逆算して仕事へ行くまでの時間を十分に取り食後の排便もゆっくりできるように時間の余裕をつくることが大切です。

●いつもは家で在宅の方でも、通院や行事などで外出しなければならない時の食事は、いつもより軽めに摂り、バナナやクッキーなど簡単につまめるものや、飲み物を持って行くようにします。出かける前にお腹いっぱい食べたり、急いで食べたりすると乗ったバスや電車や車の中で便意が起こりやすく、途中で降りたくなった苦い経験もあります。

【歯のことはとても大切なことなのでお話します。】
胃液がないことを補えるのはよく噛んで「唾液」をだすことですが、その前に食べ物をよく噛む必要があります。
術後、すぐではないのですがカルシウム不足や栄養不足で「歯」が弱くなりがちです。事実、丈夫な歯だと過信していた私が経験したことをお話しますと、食事をすると小腸や腸が一生懸命、消化吸収をしてくれます。

その際、血液がそちら方面に集中するために脳の血液が少なくなり、眠気がきます。本当に気持ちいい、眠気なのでつい15分くらいうとうとします。このような状態が続いたある日、「歯」がしみるようになりました。「ムシ歯」です。うそ〜ってかんじでした。それも何箇所もです。意識してカルシウムを摂っていたつもりでも吸収はぎりぎりであろうし、食べてすぐ歯も磨かずに寝てしまうなんてムシ歯の温床ですよね。ああ、やっぱり骨が弱くなってきてるなと実感の日々です。半年に1度は「歯」の定期健診に行くように努力していますし、眠気と戦って、「歯」だけは磨いて横になるよう努力しています。第2の胃液である唾液と歯を大切にしたいです。

【食後30分以内に起こる 早期ダンピング症候群を経験して】
食べ物が一気に小腸へ送り込まれるためにおこります。
食後すぐに脈が速くなり動悸やめまい、吐き気や全身がだるくなったりします。

特に早く食べたり、量をたくさん食べすぎると狭心症かと思うくらい、息もたえだえの激痛がやってきます。
言葉も出せませんから子供たちに手話や筆談で状況を伝えて、楽な姿勢をとったりトイレに行ったりして、20分くらい過ごすと急につかえが取れて楽になります。吐きたくても小腸から食道へは上がりずらいのか、吐けませんね。

腹八部目といいますが、私の場合は腹六部目と決めています。でも根っからのいやしんぼなので、なかなか守れませんね。私の体重が落ち込まないのは、ずばり食べる量が多いからと栄養吸収がすこぶる、よいのだと思います。
よく動くとお腹もよく減ります。

これは介護用に開発されたものですが、胃を手術された方にとってもありがたい栄養食ですよ。術後はこういう栄養食を上手に取り入れることがまずは、元気になる早道と思います。
【商品名】キユーピーやさしい献立/ 赤魚と根菜の煮付け(80g×5袋入) といいます。
通常の料理に近いかたちの、やわらかく食べやすい「容易にかめるシリーズ」です。固いもの少し食べにくいという方も、安心して召し上がれるやわらかさでありながら、具材感にも満足できるシリーズです。
やわらかい白身の赤魚を、大根、にんじんと一緒にかつおだしのきいた昔ながらの甘醤油味です。魚の骨を気にせず、安心しておいしくいただけます。

● やはり、ゆっくり時間をかけてよく噛んで食べることが何よりも大切です。

●  食べすぎは禁物。1回の食事の量を控えめに。

● 食後はゆっくり休む。体を横にするのもいいですが、食べたものをあえて下へ下ろすように体を立てたふつうのいすに座って肘をつく姿勢も有効です。

●  症状が起こりそうな前兆があったら、横になる。

【食後2〜3時間後に起こる後期ダンピング症候群を経験して】

食後に膵臓からのインスリンが過剰分泌されるために起こる低血糖が原因です。

健常の場合は、胃の粥状のものがゆっくり十二指腸から小腸へおくられますが私は、胃がないために急激に小腸へ食べ物が流れ込み、消化しようとインスリンが多量に出始めた頃、量を食べることができないので食事はストップします。それで低血糖を引き起こすことになるそうです。炭水化物や糖質が多い食事だとなりやすいようで、たんぱく質や油分が必要です。

私の場合、夕方5時頃に起こることがあります。よく2時頃に甘いおやつを摂った後の夕方に起こることが多いです。急に全身の力が抜けた感じになり、口の中がしびれてきます。症状が起こったら、氷砂糖をひとかけらかジュースを飲むか、バナナかチョコを2〜3粒つまむと数分でおさまります。初めて経験した時はどうなるのか不安でした。けれども毎回なるわけではないので、安心しました。9年たった今でも忘れた頃にやってきます。

●  食事内容は、糖質や炭水化物は吸収が早いので、ゆっくり吸収されるたんぱく質や脂肪を摂るようにする。おやつも甘いものばかりでなくてたんぱく質のものを摂るように。
(チーズ・納豆・プリン・かぼちゃプリン・玉子とうふ・茶碗蒸し・スープ類コンソメ・ポタージュ・たこやき2〜3個・ミニにくまん・えだ豆のゆでたもの・トリレバーの佃煮常備菜・鉄入りクッキー・Caウエハースなど)

● ゆっくりよく噛んで食べる。

●  食べすぎは禁物。1回の食事の量を控えめに。

● 食後はゆっくり休む。

【やっぱりガスの量と匂いも、後遺症のひとつかな】

おならは基本的には口から吸い込んだ空気がでてくるものらしい。
腸の中のガスは70 % が空気で30 % が腸で作られたガスです。
よく噛まずに食べると塊の状態で腸内に流れてくるので消化吸収されずに腸内で腐敗がすすんで
ガスが発生するわけです。匂いも当然、臭くなりますね。

対策として食べ方を工夫することが大切で、ゆっくり、少しずつ食べると飲み込む空気の量も減ります。
納豆などもひきわり納豆のように細かくして食べると町内での吸収がよくなるのでガスの発生は
減らすことができます。
下痢をしなければ、ヨーグルトや乳酸飲料を摂ると善菌の作用で匂いも少しですが、よくなることもあります。

人によって異なると思いますがにんにくや玉ねぎ、肉類を食べると刺激臭が強烈になります。
健常の場合でもこれらを食べると匂いは強めになると思います。
酸化イオウのようなきつい匂いは辛いものがあります。
胃酸がなくなるためにPHが高くなり腸内容での発酵も起こりやすいのでしょう。
定期検診の時も主治医が下腹部をポンポン叩いて「ガスが溜まっていますよ。」といつも言われます。
自覚症状がなくても、かなり溜まってるようです。
我が家だと安心して放屁できますが公衆の場やバスや電車の中ではちょっと困りますね。
外出予定がわかっていれば、前日の食事は献立を気をつけます。

どうしても旅行などで心配な時は主治医と相談されて、腸内のガスを減らす消泡剤やぜん動亢進剤を
処方していただくのもいいかもしれませんね。

ガスは我慢するともっと大変です。お腹がチクチク痛んで苦しくて、水分も食事も受つけなくなります。
ようやくガスが多量に出てお腹が空いたという笑い話のような経験があります。
だから食欲がどうしてもない時はガスを一番に疑います。

以上、人によって異なるけれど、後遺症の症状は気をつけることで、特に治療をしなくても数ヶ月のうちに
緩解消するものが多いらしいです。
2008/7胃がん術後の食事ヒント(毎日1分読むと理解できる体重を維持する食事法)はじめました。

糖分の多いもの・水分の多量に含まれているものなど経験的に自分なりに調整するようになり、失敗もしながら自分に合う
食事内容や量・スピードなどのリズムができてくるようです。それまでが、すこし大変ですね。
2008/5/1 胃ブログはじめました。ごらん下さい。
>>>胃がん術後のケア講座>>>ご利用下さい。

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